武道
団体行動ができるように、礼儀、礼節、護身のため、いじめにあわない、いじめない、心を強くしたい、などの理由で武道関連の習い事をさせたいと考えている親御さんもいると思います。
スポンサーリンク
一口に武道と言っても、柔道、剣道、空手、少林寺拳法、合気道、それ以外にも古武道、はたまたレスリング、ボクシングなど多くのものが有ります。
少年サッカーや少年野球の教室でも、礼儀、礼節、感謝といったことを、指導者は教えるところは多いです。
何を習わせてあげようか迷うところです。
柔道、剣道:
学校等の部活でも行われて技は統一されていて全国大会もあります。
空手:
一口に空手と言っても、団体の数がかなり多く、型、寸止め、フルコンタクト(蹴りや突きを実際に当てる)有名なところでは極真があります。 同じ団体内での試合があるところが多いようです。
少林寺拳法:
突き、蹴り、関節技、投げ、抑え込みなど、技的には柔道、空手、合気道、ボクシングが合わさったような感じです。
以前は試合があったようですが、事故があったようで、現在は演武のみでの試合があります。宗 道臣が作り上げた固有のものです。
合気道:
投げ、関節技で、突きや蹴り技はありません、強弱勝敗を論じないため、試合は有りません。植芝盛平開祖が作り上げた固有のものです。
スポンサーリンク
武道を習うことにより、礼儀や、心を強くすることに、多少の効果はあるかもしれませんが、絶大な効果は無いと思います。
たとえば道場では、脱いだクツは揃えますが、家ではバラバラ、だったりします、やはり家庭でのしつけが重要だと思います。
武道をやっているからといって、言葉でのいじめや、嫌がらせに対応できないかもしれませんが、
我が家ではフルコン空手をやっていました、子供の同級生に空手をやっている子が何人かいて、あの子は空手をやっているから逆らえないと、空手をやっているというだけで、怖がる子もいたようです。
子供は空手をやっていたので、空手がそんな大したことではないことをも分かっていたし、空手は心を鍛えるもので、道場以外で使うものではないことをわかってるため、空手を経験することで、意味のない先入観を持たずにすむことはありました。
フルコン空手というと怖い感じもするかも知れませんが、慣れてくれば、同じくらいのレベルの相手では、本気で打ち込まれてもかわせるようになり、仮に当たったとしてもそんな大きなダメージを負わなくなります。怪我をすることもありますが、一番多いのは突き指です。
どんなスポーツでも、確率の差はありますが、怪我はつきものだと思います。
フルコン空手の試合は、決められた時間とルールの中ではありますが、憎んでもない相手とマジ本気の突き蹴りの応酬になります。
この試合のときの相手と向かい合ったときの緊張感は相当のものです。K1やボクシングの選手の気持ちがわかると思うくらいです。
そして、試合が終わると、一瞬で気持ちを切り替えて、相手に本気で戦ってくれたことに敬意をを表してと握手します。
試合に出ることは、心を強くすることに役に立つのではないかと思います。
武道を始めるタイミングとしては、子供が小学高学年位になって武道を始めようとしても、痛いから絶対やりたくないと言って始めさせることができないと言う親御さんの声も聞きます。
子供同士なので、微妙なところはありますが、指導者も付いているので、大きい子や有段者が、初心者に強く打ち込んでくることはありません。
幼稚園位の小さい時であれば、そんなに嫌がらないと思います、たとえ嫌がっても、体験として道場に数回通えば、慣れてきて始められるようになると思います。
また、これは習い事全般に言えることではありますが、同じ武道や同じ団体でも道場や指導者が異なると、指導内容は天と地くらい全く異なると考えた方がよいです。
家から近いだけの理由などで、あまり調べず安易に始めてしまうと、出稽古や大会などで別の道場の素晴らしい指導者を知った時、なぜこの指導者がいる道場に行かなかったのかと後悔することになるかもしれません。
後悔しても、簡単に変更ができません。
武道は、そもそも礼儀礼節を重んじるところがあり、好き嫌いで変更できません。
また、今の道場で友達ができているので子供が変わることを嫌がると思います。
どうしても変更したい場合は、それらしい理由を探すか、まったく別の武道に切り替えるということが必要です。
最後になりましたが、
我が家で空手を始めた理由は、
娘が、小2の時に、体育でサッカーをしていて、ゴールキーパーをしていた娘が
シュートされたボールを止め、シュートしたその子に『死ね!』と言われ、黙ってしまい、何も言い返せなかったと言うことがありました。
そういうくやしいことを言われたのに、何も行動ができないのか、、、
丁度そのとき『道』がつくものをなにかやろうと考えていた時でしたので、空手道を始める事にしました。
スポンサーリンク