国立大学附属中学校について
私立の中高一貫校などは情報があると思いますが、国立大学の附属中学校の情報は少ないです。
一口に国立大学の附属中学校と言っても、全国にある附属中学は、中高一貫や、中学校のみがあり、さらに学校により内容は異なると思います。
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インターネットでも情報が入手できるかも知れませんが、アップされたのは最近でも古い情報だったりするので注意が必要かもしれません。
私も、ネットで見たうわさでは、合格した後、更に抽選で最終的な合格者を決めるとこの情報を見たときは、この学校の受験は止めようと思いましたが、
後でかなり古い情報であることが分かりました。現在は、成績順に合格が決まるということでした。
あなたがもしお子さんに附属中学を選択肢の一つにするのであれば、おそらく年に一回、秋位に説明会があるかと思います。
できることなら、早目(小学3、4年生位)にお子さんと一緒に説明会に参加されることをおすすめしたいです。
また、その学校の近くの塾には受験するためのコースがあるかもしれませんので調べてみるのが良いと思います。
あなたの参考になるかどうかは分かりませんが、
以下に家の子が通っている附属中学のメリットやデメリットを書いてみます。
メリット
意欲的な子供が多いです。参観日に行った時は、7~8割位の子供が手を上げて発言しようとしていました。
自発的に自分からしようという子供が多く、生徒会、体育大会、文化祭などのイベントなどはかなり活発です。
子供主体と見せかけて、実は水面下での先生方の手厚いサポートがあります。
先輩、後輩や男女の仲も良く、中学生活の満足度は高いと言われています。
中学生活があまりに楽しすぎて、高校に入ってからギャップを感じる子供が多いと言われています。
卒業しから附属中に戻りたい病にかかる子供が多いようです。
レベルの高い子供が多く、難関高校の合格率は他の公立中学とは比べ物になりません。
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金額は他の公立中学比べて少し(数千円くらいだと思います)高い位で、私立と比べればかなり安いと思います(ただし交通機関を使用して通学する場合、学割などはありますが定期券などの費用がかかります)
公立で教鞭をとられていた30代から40代前半の選ばれた先生方が周期的に赴任され、非常優秀な先生が揃っていると言われています。
デメリット
教育の機関の一部ということで公開授業や、学校の先生を目指す教育実習に使用される時があり、授業が順番通りに進まなかったり、進みがはやかったり、内容が飛んだりします。
自発的に勉強ができる子供でないと落ちこぼれるかもしれません。ほぼ全員と言ってよいくらい学習塾に通っている生徒の割合はかなり高いです。
内申点が取りにくい学校でした。公立中学で内申点45(いわゆるオール5)取れるような子供でも附中では40点もいかないといわれるほどです。
中学3年の後半の内申点は高校受験に大きく影響します。
それでも高校受験の際、低い内申点を引っ提げて、実力勝負で超難関高校にバンバン合格していきます。しかし低い内申点で泣く子もいます。
情報
先生独自の教育をする場合があり、教科書の通りに授業が進まないことは多いと聞きます。
(数学の確率の授業では、街中にでかけ、題材の情報を道行く人にアンケートを取ったりして、自分達で収集した情報をもとに確率をだすなど、公立中学ではあり得ない授業が展開されるようです)
教科書の通りに進まなくても、テストは教科書から出題されます。教科書の範囲と言っても、応用の部分が大きく、たとえば国語の問題などは、教科書にでていない、文章から出題されたりします。
テスト範囲も広く、また公立ではあまり扱っていないような難しい問題集から出たりしました。
普段からの自発勉強が必要です、自発的な勉強をしないとテストの時、とんでもないことになります。ですから、この学校は自分から進んで勉強に取り組む生徒が多いように思いました。
宿題は、何なについてまとめてきなさい、などの論文的なものが多いです。
宿題をするためインターネットで情報を調べている我が子の姿をよく見ます。
宿題や授業の内容などは、高校受験というよりは高校以降、大学や社会にに出てから役に立つ内容と言われています。
難易度の高い数学と英語の教材が、殆ど宿題用に配布されています。
親の職業の層もサラリーマン、会社経営、医者など範囲が広いです。付き合いやすい方が多いように思います。
学校側も高校受験の通常のサポートはしますが、難関高校の合格率は高いといっても特別なサポートはありません。
受験して入る学校なので、元から意識の高い子供や親が多いため、難関高校に合格するような子供は、どちらかというと学校の勉強ではなく、自発的に通っている塾の影響が大きいようです。
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