私が最近弱っているのは 毎日「なんとなく」食べているからかもしれない 小倉朋子

食に精通し、テーブルマナーなどを主催されている、食の総合コンサルタントという立場の著者が、食に関わる、さまざまなことを伝えながら、人生が変わるかもしれない食べ方を提案してくれる一冊です。
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この本は、料理、健康というよりは自己啓発のジャンルになると思います。
マナーの領域を越え、「食べ方を」ひとつの哲学としてとらえられていて 大人向きかもしれませんが、とても読みやすく、子供への食育やマナー教育にも良いと思います。
また、自分本位ではなく、食べるためには命を頂いているなどの観点から、なぜそのようなマナーになるのかなど、例を用いながらその意味が答えられています。
私が心に残ったこの本にで紹介されている考え方やレクチャをご紹介します。
視覚、嗅覚、触角、味覚、聴覚、の五感を使う食べ方をすると自分に自信がもるようになるかもとして、強さが湧いてくる、あるいは五感が鋭くなるという、五感を覚醒させられるかもという食べ方が紹介されています。
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一緒に食べる相手だけでなく、料理人、生産者、食材そのもの、また空気や水、食器や、歴史や経済、文化など、全ての存在を意識することで、コミュニケーション能力があがるかもしれないという考え方が紹介されています。
食欲に振り回されないための一つの方法として、 夜遅くなど、この時間には、お菓子やケーキなど、食べないと決めていても「食べたい」と思ったら、10秒間その食材を見て、自分への問いかけをする。
また、おなかに手を当てて、おなかに意識を向けます。
もし我慢できたとしたら、ご褒美は、数時間後の翌朝に訪れます。
「昨日は、食べたい誘惑を我慢できたという達成感で元気に朝をスタートできるはずです。
他にも多くのことが紹介されていて、さまざまなレクチャーや内容が、かなりハードなものもありますが、かもしれない、という、やや控えめな、本の題名や目次に続き、すらすら本文も読めると思います。
「より良い人生を送りたいなら日常を大切に」というような言葉を良く聞きますが日常の「食べる」ということを五感を使い、食に感謝し味わうことで、健康、ダイエット、そして多くの悩みを解決し、人生が豊かになり、幸せを感じれるようになるかもしれません。
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