これは子供のころ勉強嫌いであった親が大人になりもっと勉強しておけばよかったと自分の反省点を踏まえ幼児教育から中学受験など我が子を勉強嫌いさせないように教育に奮闘した、言わば下剋上教育を実施した内容を記述しています。

なぜかまわりに助けられる人の心理術 メンタリスト DaiGo

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なぜかまわりに助けられる人の心理術 メンタリスト DaiGo 

多くの悩みは人間関係にあると言われています。

この本は、悩みの種になりやすい人間関係をもっと楽にしていこうという本です。

しかも、頼まなくてもむこうから進んで自分のために何かしてくれる、という方法が、例を述べながら、どうしてそうなるのかという根拠も分かりやすく説明されており、人間の心理のメカニズムとしても納得しできる内容になっていると思います。


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相手とのよりよい人間関係を築くためには、無理してでも相手に尽くすことが必要と考えている人も多いと思いますが、

この本の最初に、あなたにとって、一番大切な人は誰ですか?
家族、恋人、友人、仕事仲間・・・・思い浮かべてください。

次に、その大切な人は、自分をいろいろと助けてくれる人ですか?
それとも、自分の方がいろいろ助けてあげたいと思う人ですか?
と、問いかけがあります。

おそらく、あなたの一番大切な人は、自分が「この人を助けてあげたい」という気持ちのほうが強かったのではないかと思います。

母親は、赤ちゃんが自分のために何もしてくれなくても、「この子のためならどんなことでもしてあげたい」と思うのではないでしょうか。

人は、大切な人のことを「助けてあげたい」と思う生き物で、「助けてくれる人だから」という理由で人を好きになるわけではないということが書かれています。

この考えは、人間関係を良くするために、人に迷惑をかけない、人に尽くしてあげると一般的に思われていることとの真逆の考えではないでしょうか。


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子どもに教育をする時、人に迷惑をかけないようにということは間違いではありませんが、人に迷惑をかけないようにばかりを強調するのではなく、困った時には人に頼っても良いんだよと、心を楽にできるような教育も大切かなと思います。
そもそも、人に迷惑をかけないで生きていくことは不可能なのですから。

もうひとつ、「やってあげる」側の失敗例として、「過保護な親」というも悪い例もあります。
もちろん子ども可愛さからきているのですが、尽くすことは、度を超すと強烈な干渉になります。

この本を読むことで、他人から助けてもらうことは決して悪いことではなく、むしろお互いにとってメリットがあるよいことであることが理解できると思います。
他人から助けてもらう抵抗感がなくなれば、本に書かれていることを実践しやすくなり、他人とのよりよい関係が築けるようになるかもしれません。

本書でも紹介されていますが、アドラー心理学を解説した『嫌われる勇気』という本があり、私的にはとても共感できる内容で、過剰に人に迷惑をかけないようにと思っている方には必見だと思いまが、実践するにはハードルが高く、
意志が弱い人が中途半端に実践すれば、人間関係に支障をきたすかもしれません。

一方、本書は、考え方が柔らかく、実践するには難易度の高いものもありますが、簡単に実践できるようなソフトな内容もあり、

また、本に書かれている内容を実践しようと意識しなくても、分からないことを他人に聞こうかどうか迷っているときなど人に聞くハードルがさがり、特に本の内容を意識して実践しなくても、この本を読むことだけでも、人間関係を良くする効果があると思います。

「弱みを見せる人ほど他人から愛される」ということも書かれています。
私は、この本を読んで気持ちが軽くなりました。

本書は、人を意のままに操るテクニックのように書かれていますが、人に感謝することの大切さ、人に感謝することへの自分に対してのテクニックが書かれているのかもしれません。

読むだけでも人間関係のわずらわしさからすこしでも解放できる効果の期待できるお奨めの一冊です。


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