進研ゼミとZ会の比較 失敗しない通信教育
我が家では、中学1年の終わりから進研ゼミとZ会の通信教育を始めました。
それまでは学習塾に通っていたのですが、その通っていた学習塾の曜日が変更になり、幼少期から続けていたヤマハ英語教室のレッスンと曜日が重なり、どうしても英語レッスンを優先させたいということで、親としても、学習塾と比べると費用もかなり安いことから通信教育でやれるのならと思い、学習塾から通信教育に切り替えました。
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進研ゼミとZ会は、よく比較されていますが、我が家でも、どちらにするか迷ったあげく、やってみないと分からないということで、両方を始めることにしました。
それぞれ特徴はありますが、続けていくことができるなら、内容はどちらも良いと思います。
続けていくことができるならと書いたのは、通信教育を始めることは簡単ですが、また始める前は続けていけそうな気がしますが、実際には続けることは、そう簡単なことではないと思うからです。
初めは頑張れると思っても、少し気を抜いてしまうと、1か月、2カ月とすぐに経過してしまいます、溜めてしまうとますますやる気がなくなってしまいます。感覚的にバケツを持ちその中にホースで水を入れていくのに似ているような気がします。バケツが段々と重くなり、持ちきれずに、地面に置きます、しかしバケツの水はたまり続けます。手をつけられていない課題が山づ積みになっても、いつかそのうちと思い、なおも教材が届き続ける状態に似ています。
この状態は、やりたいけどできない子供の気持ち、やれると信じていた親の気持ちを考えると辛いものがあります。
通信教育の教材が届いて、ほとんどやらなかっといことは、よく聞く話です。
オーバー気味に書きましたが、私も子供の頃や社会人になり、いくつかの通信教育を始め、途中で断念したものや終了できた経験も含めて、通信教育を続けていく大変さはよくわかっているつもりです。
まして子供です。お金を払うのは普通親です。やらなくても子供にリスクはありません。本当は勉強をやらないリスクは大きいですが、、、。
学習塾などの場合は、周りにライバルがいて、お互いに影響し合い、感化されて、勉強する雰囲気がありますが、通信教育は、毎月送られてくる問題を一人で問題を解き、それ添削してもらうスタイルです、怠けていてもその時は誰も何も言ってくれません、添削の中に頑張ったね!とかの励ましのコメントが入っている時もありますが、基本孤独です。
学校の勉強の分からないところを助けることにもなりますが、学校の宿題の上にさらに通信教育の課題をし、添削された回答が戻ってきたら、どこが間違っていたのか見直しが必要です、ここまでやって成果が出ます。成績を上げたい、勉強をできるようになりたい、と強く思わないとなかなか続けられるものではありません。
テレビのコマーシャルなどを見ると、通信教育を始めると楽しく学べて成績が上がって行くようなイメージになるかもしれませんが、勉強は勉強です。当たり前ですが、ただ申し込むだけで勉強ができるようには絶対になるわけがありません。
これは我が家の場合ですが、中学受験も乗り切り、中学生活にも慣れてきて、高校受験もまだ遠い先のことだと思ってか、中1の終わりには勉強に対する気持ちが中だるみ状態になっていたこともあり、あまり課題を進めることができませんでした。この時期のことを高校受験を控えた中学3年になる頃には後悔することになりました。
勉強を自分から進んでやり、比較的成績の良い子で親も子の子なら大丈夫と思っているタイプ、親もできると信じているので、やっていると思い込んでいて、ある日、通信教育先から、課題が提出されていませんと電話がかかってきて、そこで初めて、やってないことに気づく。(我が家がそうでした)
勉強ができると思っている子でも要注意です。
私どもの反省点を踏まえて、お金を無駄にしないために、通信教育を始めるため気をつけておくべきことを書いてみます。
先延ばしにしない。これに尽きると思います。
部活や習い事があると思うので、1週間単位で予定を決め、決めた期限は必ず守り、先延ばしにしないようにする。そして戻ってきた添削回答を見直す、これさえできれば、通信教育は続けられ、成果が上がると思います。実はこれがかなり難しい。
1年間は遅れても添削してもらえる猶予期間はありますが、遅れたら絶対にやらないと思って間違いないと思います。1年後は次の勉強をしなくてはなりません、段々忙しくなっていくので、習字のような通信教育なら猶予期間があることは良いことですが、学習系の通信教育の場合は、気持ちの上で猶予期間はない方が良いくらいだと私は思います。
親は進捗をチェック、口頭ではなく実際に問題を解いたテキストや提出状況を確認します。できれば最初のうち、軌道に乗るまでは、1週間のうちに何回も数回確認した方が良いと思います。もし、1週間たってもほとんどやっていなかったら要注意です。後でやると言い訳しても信用しない方が良いかもしれません。
ホームページ上からも、提出状況や、点数、苦手分野を分析を見ることができます。
繰り返しになりますが、通信教育を始める場合は、本当に親子で話し合って覚悟を決めてから開始してください。通信教育は、学習塾と比べて費用がかからない割に効果は大きいと思いますが、やれないんだったら、効果は0です。逆に挫折感を残すだけになります。効果は0ではなくマイナス効果になるかもしれません。
そうは言っても、進研ゼミとZ会共にそれぞれ特徴はありますが、内容は良いと思います。問題を解き、戻ってきた添削内容を見直しする通信教育を進められると言うことは自発的に勉強することを意味し、やりきると、必ず実力はつき、高い効果があると思います。
始める場合、気になるところは、進研ゼミとZ会の内容と金額だと思います
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少し前の情報ですが、我が家で受講した中2コースの進研ゼミとZ会について感想を書いてみます。
進研ゼミとZ会共通
・通っている学校に合わせた定期テスト対策があるということになっています。
・添削の回答内容は丁寧で分かりやすいと思います。
・定期的に模試があり、受講者内の順位や、設定した志望高校の受講者内での順位や、合格判定も表示されます。
・通っている学校により、中学生コースと、中高一貫コースがあります。中高一貫コースは内容と言うより進捗が早いです。大学受験を見据えて、中学校(中高一貫でない)に通っている場合でも、中高一貫コースを受けるのもありだと思います。
・親の情報としても、進学などの情報誌が送られてきます。
・あまりに添削の課題を提出していないと、生徒へ電話をかけてくれます。
・会員用のマイページがあり進捗や添削結果、定期模試の成績、苦手科目や得意科目の分析などを見ることができます。ただし、解約すると、次の月くらいからマイページは見れなくなります(添削の猶予期間は1年先くらいまであります)
・なんでもわからないことがあれば、本人でも親でも電話で気軽に問い合わせすることができました。
・解答用紙を送れば、手をつけていない問題でも、解き方などの解説して添削回答してくれます。
・申し込む場合、最初に支払は一括払いになりますが、1年間分を申し込みするのがお得です。(教材が届いた後の支払です)
続けられるかわからないと心配されるかもしれませんが、もし続けられない場合は、途中で解約でき、受け取る金融機関側の手数料の数百円はかかりますが、差額は返却されます。
解約の注意点として、その場合は1年未満の解約となり差額は、1カ月分の料金として換算されるため、たとえば10カ月続けた後で解約した場合は、1年間の受講料金より1か月単位X10カ月の料金の方が大きくなり返却されないことになり、10か月を過ぎた場合は解約しない方が良いことになります。
もし、解約することになった場合、解約の理由は聞かれますが、引き止められる雰囲気はありませんでした。
内容比較
進研ゼミは、5教科(英、数、国、理、社)セットです。
スタンダードとハイレベルとコースを選べます。
以下、ハイレベルの英語のテキストの画像です。
どちらのコースもさし絵やマンガなどが入っているような感じです。応用問題、発展問題ありますが、基礎問題が多めにあると思います。基礎に重点を置いているような感じです。
Z会は教科ごと5教科(英、数、国、理、社)に完全に分かれています。作文コースもあります。申し込みも教科別になります。
中学生は高校受験コースとなり進学コースと特進コースを選べます。
中高一貫コースは、スタンダードとハイレベルとトップコースの3コースがあります。
以下、ハイレベルの英語のテキストの画像です。
さし絵などあまり入っていません。基礎問題、応用問題、発展問題ありますが、応用問題、発展問題に重点を置いているような感じです。
料金比較
少し前、Z会は基本料金が1教科でも5教科でも月2,000円かかっていましたが2017度以降は、基本料金は講座料金の中に組み込まれるようです。以前の料金より1教科のみの受講がお得になったようです。
以下、2017度の中学2年生コースの進研ゼミ(オリジナルスタイル)とZ会(進学コース、テキストスタイル)の料金です。
まとめ
進研ゼミは、基礎に重点を置いていると思うので、基礎から勉強をしたい方は進研ゼミを受講するのが良いと思います。
Z会は、基礎よりも応用問題、発展問題に重点を置いているため、基礎は理解していて、難関高校や、難関大学を目指す方は、間違いなくZ会だと思います。
あるいは、学年にもよると思いますが、難関大学を意識して進研ゼミの中高一貫コースを受けるという手もあるかもしれません。
しかし、その中間位の方は悩むところだと思います。部活などで忙しく特定の教科を強化したい場合は、教科を選べるZ会、あるいは5教科セットで金額が安い進研ゼミで届いた教科を選んで問題解くなど、考えるところはあると思います。
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